この記事では『封神演義』のアニメが黒歴史と言われる理由はなぜなのか、ひどい最終回のその後はあるのかご紹介します!
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封神演義アニメが黒歴史と言われる理由はなぜ?
ジャンプアニメの話題になるたびに話題になる封神演義
いやホント、鬼滅からダイの大冒険に至るまで、最近の作品が力入りまくってるのを見るとやるせないのよ…名作なんですよ pic.twitter.com/CMjudV0RQt— ぽん酢@推しが生きている喜び (@Ponzu_SHT) September 24, 2022
大人気漫画『封神演義』は、1999年に『仙界伝 封神演義』としてアニメ化されました。
当時はまだ漫画が連載中だったので、全26話のうち終盤は完全にアニメオリジナルだったそうです。
漫画が連載中なのに加えて2クールという放送期間、ちょうど良い区切りどころもないことから、オリジナルになるのはしょうがいないことかと思います。
アニメ公式ホームページにも『「藤崎版」を原作とし再構成したもの』と書かれていたことからも、なんとか飲み込んだ方もいるでしょう。
それから、アニメオリジナルだけならまだしもキャラクターデザインが90年代ならではの絵柄になっていたのもファンをがっかりさせました。
そこは藤崎竜先生の画風に寄せて欲しかったファンは多かったのではないでしょうか。
それだけでなく作画崩壊や塗りミスなどもあり、人気漫画のアニメ化という期待が高かっただけに多くのファンが裏切られたような気持ちに・・・。
そのようなことから、『黒歴史』と言われるようになったのです。
キャラクターの改変もあった!
なんと、アニメ『仙界伝 封神演義』は絵柄だけでなく、キャラクターの改変もあったのです!
全キャラクターではないのですが、一部のキャラクターで性格や口調、語尾が違ってアニメオリジナル設定になっていたのだとか。
漫画『封神演義』のキャラクターは、個性が強く独特であるのが魅力ですよね。
その特徴があってこそユーモアもあるのに、そこも変えられてしまってはファンにとっては悲しく、悔しく思ってしまいます。
声優とOPは好評価
『黒歴史』扱いされているアニメ『仙界伝 封神演義』ですが、良いところもあります。
それは声優とOPです。
たくさんのキャラクターがいるにもかかわらず、現在でもバリバリに活躍されている有名声優さんが起用されています。
- 太公望:結城比呂
- 楊戩:千葉進歩
- 雷震子:松本梨香
- 太乙真人:阪口大助
- 普賢真人:緒方恵美
- 申公豹:石田彰
声優ファンにはたまらないキャスティングではないでしょうか。
そしてOPは米倉千尋さんの『WILL』。
アニメ放送から2022年現在まで名曲として、愛されています。
声優やOPが良いだけに残念な声が大きかったアニメ『仙界伝 封神演義』は、放送終了後「原作漫画通りのアニメが見たい!」というファンの思いから、もう1度アニメ化を望む声が出ました。
そして、2018年に再アニメ化が決定したのです!
封神演義アニメひどい最終回のその後はある?
封神演義は、ちゃんと原作通りにアニメ化すればすごくいい作品なんです。
それをできない覇穹スタッフが残念すぎるんです。
いや、そもそもそんなかっこいい名前の封神演義なんて私は知らない。 pic.twitter.com/qkQNiVzlPc— えどぅー。 (@edomasa0716) September 24, 2022
残念な気持ちを残してしまったアニメ『仙界伝 封神演義』の放送終了後からしばらく経った2018年、再び『封神演義』のアニメが制作&放送されることになりました。
その名も『覇穹 封神演義』!
『仙界伝 封神演義』の頃とは違って原作漫画は完結されているのと、制作側からの告知で「原作を愛するスタッフが集結」とあったことから、ファンは「今度こそ、原作漫画に忠実なアニメが見られる!」と期待が高まります。
しかし、いざ蓋を開けてみると、またもや愕然とすることになるのです!
そのため、こちらもファンから『黒歴史』認定されてしまいました。
漫画には連作終了後、読み切りのパロディや本編の続編として『封神演義 外伝』が短期連載が発表されますが、アニメはその後はなく2022年9月現在再々アニメ化の話も出ていません。
理由は脚本?
2度目のアニメ化である『覇穹 封神演義』も黒歴史と言われたのは、やはりストリー展開にあるでしょう。
原作漫画は破綻することなくキレイにまとまって最終回が終わりました。
しかし、『覇穹 封神演義』は一応原作漫画に沿って物語が進んでいるのですが、全23話(2クール)でおさめなければならないことから、カットされているシーンが多かったのです。
短くまとめるために、物語のキーとなるシーンが度々削られていたり、前の話で語られていなかったことがさも当たり前のようにキャラクターの中で共通認識されていたりなどしていました。
なので、作品を知った方はもちろん、原作ファンでさえも違和感を感じる始末。
視聴者を置いてけぼりにしてしまったのです。
さらには、最終回も不完全燃焼に終わります。
主人公の太公望には、もともと悪い仙道(その数365人!)を封印する『封神計画』を引き受けていました。
しかし、アニメ最終回ではその『封神計画』のことには詳しく触れず、黒幕を倒した後いきなり計画が完了されて終わります。
途中経過の描写や説明もないのです。
これでは、視聴者は「??」となってしまいますよね。
ファンの声
『封神演義』のアニメを見た方の声を集めてみました!
解説
封神演義は過去2回アニメ化されているが、変な改変やら一部分しかやらないやらよくわからないことが発生し黒歴史化されている
原作通りにやれば間違いなく傑作であるのに、何故かおかしなことになりコケる
なので一部ファンの間では2度のアニメ化はなかったことに歴史改変がされている— 薔 (@shou202102) September 24, 2022
最近のジャンプアニメを見るに、封神演義の再アニメ化は後2年遅ければ黒歴史にならずに済んだかもだよなぁ…
— うらら (@urara_acv) September 25, 2022
封神演義のアニメ見たくなって1話覇穹の方見たんだけど展開早すぎてダメだった…。作画と声優さんは最高なのに…。初めて作った同人誌が封神演義だったから思い入れが強い作品なだけにやっぱり残念…
— くみか@背伸びP (@kuroneko84) September 26, 2022
封神演義アニメ化して欲しい
きちんとコミックスの流れに沿った作品で— こっと (@cotto0824) September 27, 2022
もちろん当時アニメを見ていた方の中には「好き」という意見もありますが、大半の方は「残念・・・」と思ってしまったようですね。
2度も期待を裏切られたので、「もはや封神演義はアニメ化されていない」と思い込ませている人もいました。
まとめ
わたしも今日剣心再アニメ化で封神演義に想いを馳せた pic.twitter.com/mz1Nj64wwk
— ふみ (@fumi_fum1) September 24, 2022
『封神演義』のアニメが黒歴史と言われる理由はなぜなのか、ひどい最終回のその後はあるのかまとめていきました。