強風オールバックはなぜ流行ったの?作曲者や歌ってる人が誰なのかも解説

強風オールバックはなぜ流行ったの?作曲者や歌ってる人が誰なのかも解説

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最近、どこかしこで「強風オールバック」なる曲のカバーを耳にします。

気がつけば、YouTubeのオススメに出ていたり、時には好きな配信者が口ずさんでいたり。

「強風オールバック」が流行っている、という認識があるものの、なぜ流行ったのがわかりません。

なので、今回は「強風オールバックがなぜ流行ったのか」を解説していきます。

そして、作曲者は誰なのか、元々歌ってる人のは誰なのか、この謎も一緒に調べていきます。

作曲者や歌ってる人は、私が知っているような人なのでしょうか。

今回の解説も面白いことになりそうなので、私の話にお付き合いください。

 


強風オールバックはなぜ流行ったの?

なぜか「ウマ娘プリティーダービー」と勝手にコラボってますね。

これは、ヤマニンゼファー・テイエムオペラオー・メイショウドトウでしょうか。

こういうコラージュネタが様々に見られますね。

それだけ「強風オールバック」のMVには、ネタにしたくなるような魅力があるのでしょう。

では、「強風オールバック」が流行った理由について、私なりに解説していきましょう。

思い当たるものはいくつかありますが、特筆したものを3つばかり。

 

共感性

まず、シチュエーションがMVから分かる通り「強風により髪型がおかしくなって」います。

強風に煽られてて、髪型が変になってしまうことは、誰にでもあることだと思います。

更に、キャラクターが小学生であることもポイントが高いです。

大人に比べて、子供のほうが体が小さいため、風の影響を受けやすいのです。

その分、子供の頃の「強風に煽られた記憶」の方が、鮮明に残っているのです。

誰でも理解できるシチュエーションで、まず頭に入り込んでくるのです。

 

演奏時間の短さと時間を感じさせない内容

「強風オールバック」はわずか2分程度です。

更に、非常にリズミカルで体がすぐに乗ってきます。

プラスして、イントロなしアウトロなしという構成も、今のニーズに合っています。

今の若い人の中で広がっているのが「イントロ・間奏・アウトロを切る」聴き方です。

この「インストを切る」ことで、逆説的に2分という演奏時間で終えられるのです。

そして、一度聴いたらまた聴きたくなってしまう、中毒性もまた異常です。

 

数多のカバー

冒頭で書いたとおり「強風オールバック」のカバー動画がなぜかYouTubeのお勧めに登場します。

しかも、カバーしている人が多いこともあり、複数のカバーが一気に上がってきます。

ここまでカバーしている人がいるとなると、気になる人も出てくると考えられます。

始めにカバーをした人はわかりませんが、認識され始めたら続々とカバーが広がっていった。

tiktokでも同じような広がり方をしているようです。

 

他にも、様々な理由が考えられますが、私からするとテーマと楽曲。

「強風オールバック」という楽曲が持つ「コンセプト」でまとめると、こうなります。

個人的にこの曲が好きなポイントとしては「ネタ曲に見える」点です。

単純に「笑わせてくれる曲」という所が非常に良いですね。

 

聞いた人の声

では、「強風オールバック」のヒットについて、ツイッターの反応はどうなのでしょうか。

なんと、日清のCMでMVほぼそのままで使用されているようですね。

私はまだ見たことがないのですが、一般企業をまで動かしているとなると相当の影響力です。

後述することになりますが、「強風オールバック」がサブカル領域の出なだけに驚きです。

 


強風オールバックの作曲者や歌ってる人は誰?

おお!韓国の人にもウケているんですね。

「強風に煽られて髪型が変わってしまう」は万国共通。

そして、中毒性のあるメロや音、もはや言葉の壁を越える条件が揃ってます。

 

「強風オールバック」の作詞曲をしているのはyukopi[ゆこぴ]氏です。

YouTube・ニコニコ動画で活躍する、いわゆる[ボカロP]です。

自曲では「強風オールバック」の他、「私の歯医者さん」「座席リセット」などを発表しています。

他には、大ヒットRPG「UNDERTALE」BGMのアレンジを多数発表しています。

yukopi氏は、「UNDERTALE」の曲が好きな模様。

「UNDERTALE」は音楽が秀逸であることは、ゲームファンの常識と言えるレベルです。

調べた限りでは、提供曲やCD音源になったものはないようです。

詳しい音源は、YouTube公式チャンネルをのぞいてみてください。

 

歌っている人は誰?

はい、歌っているのは上にいる子です。

[feat.歌愛ゆき]というとおり、歌っているのは歌愛ゆきです。

そして、歌愛ゆきはキャラクターであり、人ではありません。

「初音ミク」に代表される「VOCALOID」ソフトの一つで、いわば「合成音声」です。

設定が「9歳の女の子」で、元にしている声も「普通の女の子の声」をベースにしています。

※「初音ミク」は声優藤田咲、「鏡音リン・レン」は同じく声優下田麻美をベースにしている。

「強風オールバック」で登場してる小学生の女の子は、「歌愛ユキ」を元にしてると考えられます。

いわば、「強風オールバック」は「ボカロ音楽」というサブカルチャーから生まれている曲です。

サブカルが一般化なんて、1990~2000年代じゃ考えられなかったなあ。

 


まとめ

MV中にある「緑の球体を切る部分」の元ネタは、テレビアニメ「夜明け前より瑠璃色な」です。

このアニメに登場したキャベツが、あのような「謎の緑色した球体」だったのです。

そのことから、キャベツの形で作画のレベルを測る「キャベツ検定」なる言葉も生まれました。

まあ、それはともかくとして。

「強風オールバックはなぜ流行った」「作曲者や歌ってる人は誰」の解説。

いかがだったでしょうか。

「なぜ流行ったか」という問いには、「こうだったから」という答えは出せます。

「強風オールバックがなぜ流行ったか」についても、私も含めて「多くの回答」が見られます。

ただ、「流行る理由はわかっていても100%意図的に流行りを作り出せるのは無理」も真理です。

だからこそ、一体誰?と言われるような作曲者でも、ヒットを送り出すチャンスがあるのです。

原曲を歌ってる人は[feat.歌愛ゆき]という表記で、なんとなく見当はつきました。

とある界隈の楽曲が、大体[feat.~]という書き方になりますから。

今回の解説で、私自身も非常に勉強になりました。

これからも、自分の勉強も兼ねて、色々な曲の解説をしますので、これからもよろしく。