『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』
キングコング 西野亮廣 著
正直、今まで意地をはっていて
西野さんの本を読んだことが
ありませんでした。
あんなに話題になっていたのに…
何をそんなにかたくなに
なっていたのでしょうね(笑)
初の西野さんの本は、
とても読みやすく、
途中クスッと笑える部分もあり、
はじめから最後まで楽しく読めました。
「これから何かはじめたいな~」と
思っている方にオススメです。
絵本の制作から販売までの戦略も
書いてあり、
「こういう意図があったのか!」と、
思いつかない発想が次々と出てくるので、
面白いです。
まさか、
絵本を買ってもらうための1つに
「お土産」の枠にいれたのは驚きでした。
西野さんは常に「問い」を探していす。
本に出てくる事例だと、
絵本を必要と思ってもらうためには?
海外で展示をひらくためには?
赤ちゃん連れでもお笑いライブに来て
もらうためには?
常に「どうすれば?」と考えています。
しかも、
気難しく考えるだけでなく、
「みんなが楽しんでくれるように」
とも考えているんですよね。
そこに西野さんの優しさを感じ、
心が動きました。
「つまらないな~」
「生き辛いな~」
という感覚は「問い」に囲まれている状態。
その「問い」を「解決する」ための
アイディアを出したりしていると
それが思わぬ
ビジネスチャンスだったりするのです。
その他に、
お金についても話しているのですが、
その内容の1つに信用を積み重ねつづけ、
クラウドファンディングをするたびに
結果をだしているホームレスさんのお話が
とても分かりやく印象に残っています。
「信用=お金」について伝えているのですが、
何でも屋をやっているホームレスさんは
コツコツとお客さんの信用を
積み重ねていった結果、
いざ支援して欲しいときに、
今まで請け負ったお客さんから
たくさんの支援をいただいた、というものです。
今はだれでも気軽に、
SNS等で情報を発信できて、
お客の立場でもあるけど、
提供者側の立場でもある時代。
西野さんはそうのような方達を
「セカンドクリエイター」とよんでいて、
これからどんどん増えてきます。
だからこそ、
人とは違った目を持つ意味でも、
常に物事を
「なんで?」「どうして?」の目線で見つめ、
そして、
いざ解決するときには、
コツコツとお客さんの信用を
得ていくようにして取り組むことが大切なんだと
わたしは学びました。