メフィストのMVが怖い理由はなぜ?推しの子との関係も考察!

メフィストのMVが怖い理由はなぜ?推しの子との関係も考察!

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2023年春クールアニメを圧倒的な強さで制した【推しの子】。

OP「YOAOBI – アイドル」も、13週連続でビルボードジャパンで首位を獲得しています。

そして、EDだった「女王蜂 – メフィスト」も話題の1曲となっています。

この「女王蜂 – メフィスト」はMVが怖いことでも評判となっているのです。

では、MVが怖いと言われる理由はなぜなのでしょうか。

主題歌となった【推しの子】とも紐づけて、なぜ怖いと言われる理由を考察します。

「メフィスト」という曲名、【推しの子】のえげつない作風から何が考察できるのでしょうか。

 


メフィストのMVが怖い理由はなぜ?

では、なぜ「女王蜂 – メフィスト」が怖いか、を考察してみましょう。

私が怖いと感じたのは、MVがアイドルとファンの狂った関係とも言えばいいでしょうか。

アイドルに扮するヴォーカルのアヴちゃんと、MVに登場するファンの姿。

アイドルはどんなに傷つこうとも、怪我を負わされてもステージに立ち続ける異常。

そして、怪我を負わせた挙げ句、怪我をしたアイドルを「醜い」として襲う狂信者の姿。

展開される世界は、まさに「狂気の沙汰」でしかありません。

そして、それがアイドル界・・芸能界だと言わんばかりのリアリティ。

MVの中に織り込まれている、僅かなこと一つ一つに大いに意味があります。

これは、ただ単に最後に、ファンがアイドルを「殺す」という結末が怖いのではないのです。

※最近「殺」「死」を伏せる風潮に疑問を感じるので、あえて「殺す」と書きます。

 


メフィストのMVと推しの子との関係も考察!

では、次は【推しの子】の「女王蜂 – メフィスト」の関係を見ていきましょう。

 

メフィストの意味

「メフィスト」という言葉から想像されるのは【推しの子】の暗くて、黒い部分です。

「メフィスト=メフィストフェレス」はファウスト伝説に登場する悪魔です。

このタイトルが示すものは「アイドル=悪魔に魂を売ったもの」

そして、「芸能界=悪魔の巣食う地獄」であることを示しています。

登場するキャラクターたちは、全ての人間が黒い欲望のもとに動いています。

これこそが「悪魔に魂を売った卑しい人間の姿」そのものなのです。

 

歌詞に散りばめられた【推しの子】要素

これは、どの作品の主題歌にも言える話ですが、作品のネタバレが入れ込まれていること。

歌詞の一つ一つが作品の何を示しているのか、直喩にせよ暗喩にせよ繋がりがあります。

このメフィストにも、【推しの子】のおもに裏を示した言葉が入っています。

勿論、作品を見ていないとわからない部分も多いので、この言葉がこう、という解説は割愛です。

実際に【推しの子】をみて、歌詞との照らし合わせをしてください。

 

OP「アイドル」との対比で見えるもの

OPの「YOASOBI – アイドル」が、もう年間首位確定な勢いでヒットしています。

それに対して、「女王蜂 – メフィスト」も女王蜂としては大ヒットですが、動きが鈍いです。

ただ、この聴き方では【推しの子】は見えてきません。

OP・EDあって、一つの主題歌として成り立っています。

芸能界や登場キャラクターの表裏という意味もですが、曲の色合い[明暗]が互いを埋め合います。

アニメソングで、OP・EDを完全に重ねて考えられる作品もそうはありません。

「YOASOBI – アイドル」を聴いている人には【推しの子】を見てもらいたいです。

そして、【推しの子】を見た上で「女王蜂 – メフィスト」を重ね合わせて、自分なりの解釈を出す。

そんな楽しみ方が出る曲なのです。

 

というわけで。

【推しの子】と「メフィスト」は読み方によってはネガティブな結びつきに見えます。

しかしながら【推しの子】が、暗く黒い闇を映し出す作品である以上、仕方のない話です。

なので、「メフィスト」の持つ黒さは、【推しの子】を忠実に示している証なのです。

 

見た人の声

では、「女王蜂 – メフィスト」のMVを見た人の感想を見てみましょう。

鳥肌がたつにも「怖い」の他にも「かっこいい」の声を見受けました。

終わり方についても、解釈が分かれていています。

私は、そのままの意味で「狂気」を示したものと解釈しています。

「狂信者」という言葉、アイドル界隈・声優界隈ではつきものです。

怖い怖い。

 


まとめ

というわけで。

「【推しの子】ED「女王蜂 – メフィスト」のMVが怖いのはなぜ」の考察。

いかがだったでしょうか。

ちょっと、というかかなり黒い考察になってしまいましたね。

【推しの子】が話題になっているのは、個人的には「エヴァンゲリオン」に近いのかなと。

様々なサスペンス要素が怖いと感じさせ、多くの裏設定や伏線が張り巡らされ、考察しがいがある。

シナリオの中身の濃さも、近年のアニメの中でも稀に見るものです。

だからこその、前クールでの圧倒的勝利の理由となったのだと思います。

個人的には「女王蜂 – メフィスト」が、もっともっとヒットしてほしかったな、と思っています。

MVでも素晴らしい演出がされ、映像作品でも良かったのに、「なぜ伸びない」と遺憾に思います。

【推しの子】を見、「YOASOBI – アイドル」を聴いてるなら、「メフィスト」は必修なのですが。