2009年に公開された異色の少女を主人公にしたホラー映画「エスター」。
アメリカで製作された本作は、R15+で劇場公開されるも原題の孤児を意味と正体を伏線とした展開が怖い?と話題になりました。
劇中で衝撃的なシーンが製作されているため、ラストまで徐々に明らかになってくるエスターのネタバレや解説をし、「正体が怖い?」に迫ります。
ラストまで少女の生い立ちを伏線とした結末までの展開に、注目された作品です。
ファン徳望の続編の公開も始まり、今回は前作のネタバレ覚悟で結末まで解説します。
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エスターは怖い?
今週はいよいよ『エスター ファースト・キル』公開だけど、今回はエスターハチャメチャ編という感じで、前作とはまた別ベクトルの面白さが発揮されてて良いですよ。 pic.twitter.com/6FUZEcJuri
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) March 27, 2023
本作の公開後、映画界でも名作サイコ・ホラー映画となっている「エスター」。
だた恐怖を感じるだけではないストーリーで、エスターという人間の本質にまで迫った物語で展開していきます。
アメリカの養子縁組は当たり前のようにある社会を背景に、そこに紛れ込んだ元精神病患者でもあったエスターという女性の正体が、怖い。。。
モンスター系やただの殺人者が出るスリルとは違い、ゾクゾク感が止まらない人間的な怖さかも知れません。
視聴者の声
一足先に映画『エスター』を見た人の「怖い」という感想の声を見てみましょう。
やっぱり多かったのは、印象的なメイン・ビジュアル。
「エスター」(2009)
ジャウム・コレット=セラ監督エスター、怖すぎる…!
あまりにもやることが酷すぎて周りが可哀想に思ってしまった…笑
映画の雰囲気もお洒落で好きな作品。#エスター
#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/zIPL9oAXQI— もち麦 (@movie_co_xx) May 5, 2022
そして、映画での実年齢にも「怖い」と感じる人はいました。
なんと33歳!?
エスター2009
あんな子ほんまにいたら怖い。9歳って— 隠居りん (@x58kxc3r3gc) March 30, 2023
さらに、女の怖さも感じたようです。
映画「エスター」(2009)観ました。いやー面白かったです!ホラーは怖いほど面白い!冒頭のシーンがグロ系の映像だったので、グロ系のホラーかと思ったら、サスペンス的な怖さ。信じてもらえないケイトの恐怖ったらなかったですね。多分ふた昔前ならエスターを「悪魔憑き」とかにするんでしょうが→
— 南ツカサ (@kaztok3) March 26, 2023
家族を襲う不気味な少女の本性が暴かれる様にも「怖い」と感じるようですね。
ゾワゾワしたい人にオススメ
「エスター」 (2009)
赤ちゃんを死産で亡くしてしまった夫婦が、孤児院を訪れエスターという少女を養女として迎えることに。しかし、この少女、何かがおかしい。ホラーというよりサスペンスに近いかな。カメラワークが秀逸で終始ドキドキゾワゾワ
— take-c (@takec47292821) May 12, 2021
本作はホラー映画というジャンルなだけあって「怖い」だけではなく、少女らしからぬ言動や、その場に応じて変容する姿にも鳥肌が立つ映像です。
エスターの結末ラストや伏線もネタバレ解説!
エスター鑑賞子どもを亡くした夫婦が養女のエスターを迎えてから家族に異変が起こり始める。賢くて愛らしいエスターの恐ろしい秘密。自分のために邪魔者を排除する姿は怖すぎて絶句。後半の衝撃的な展開の連続は何度観ても面白いし信じられない。明日から公開のエスターファースト・キルも楽しみ。 pic.twitter.com/ZYCMiGrCmK
— (@WNT_SNW) March 30, 2023
ロシアから来たはずの孤児で、養子として子供を失ったばかりの家族に迎えられた少女エスター。
しかし、孤児院シスターはロシアの養護施設からエスターの登録がなかったことを不審に思い、養父母コールマン家に報告をしにきますが、後日無惨にもシスターは遺体で発見されます。
周囲で怪我や死人が出るなか、入院中の養母ケイトは、医師からエスターはホルモン異常で発育が未発達のため見た目が幼く、実年齢は30代であることを明かされます。
元々はエストニアの精神病院にいたエスターは、実親から見放され、精神を病んでいました。
養子縁組の伝手を利用し、自分を子供のように大事にしてくれる男性を探し求めていたのでした。
実年齢は33歳、養父ジョンに異性との愛情を求めるようになり、次第に狂気的に男性として執着することによって、邪魔になった養母ケイトやその子供が邪魔になっていきます。
そして過去にも同じように、里親を殺害した経緯があったようです。
ただ単に、男性としてジョンに固執するのではなく、温かい家族の中にある夫婦愛としての男性や父性を追い、一人の女性としてのエスターを狂気へと豹変させています。
最後にジョンは無惨にも殺され、ケイトも子供を助けるために死闘を繰り広げます。
そして、パトカーが自宅に到着した時、怪我を負ったケイトとマックスが無事に警察の元へ向かったところで本編は幕を閉じます。
伏線①:入れ歯
養子としてのエスターは9歳として紹介されていますが、実年齢は30代。
笑顔も歯を見せません。
そして、歯医者に行くことを頑なに拒む様子も・・・。
その理由は大人の歯が揃っているからでした。
大人であることを隠すために、わざわざ入れ歯を入れていたのです。
伏線②:チョーカーや手首のリボン
元々、ロシアの養護施設にいたのではなく、精神病院にいたことから、エスターは過去に死傷未遂をしており、手首や首に傷を負っていました。
そのため、少女として不自然な傷を隠し、あどけない演技をするため、チョーカーやリボンで身体の一部を隠していたのです。
伏線③:お風呂に入る時に鍵をかける
幼い少女が浴室に一人で入るのは、大人からもみても不自然で何が起きるのか危ない密室状態になります。
しかし、エスターは、大人である身体を他人に見せないようにするため、お風呂に入る時は必ず鍵をかけています。
まとめ
『エスター』(2009)
養女に引き取った可愛い女の子が実は凶暴な殺人鬼で😱幸せな家庭を文字通り切り裂いていく🔪この娘のギャップが怖くて堪らない。最後のオチが驚愕過ぎてトラウマ注意!当時12歳だったイザベル・ファーマンが、13年ぶりに前日譚を演じる続編間もなく公開!強制遠近法を使うらしい pic.twitter.com/nDqo5RwYYw
— 続・池袋らぶせくしー (@RUsrjkCwbF354K8) July 18, 2022
少女に扮したエスターが「怖い?」という声や、一人づつ殺していくシーンと、コロコロを態度を変える訳ありの伏線をネタバレありで解説しました。
ラストはエスターの本当の正体と、そこに行き着くまでの家族に迫る結末や解説を見ていくと「怖い?」と理由が分かるのではないでしょうか。
家族の些細な亀裂にまで入り込んでいく養子という赤の他人に、壊されていく家族の結末にまで迫っています。
結末に見えてくる一人の女性としてのエスターの荒んだ孤独感が過去からの伏線と共にラストまでスッキリする展開でした。
予め、ネタバレで内容をわかってみても、やっぱり怖い有名なホラー映画です。