今夜ロマンス劇場で映画最後の意味は何?結末もネタバレ考察!

今夜ロマンス劇場で映画最後の意味は何?結末もネタバレ考察!

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映画『今夜、ロマンス劇場で』はモノクロ映画の中のヒロインと映画館監督を目指す青年のファンタジーラブストリーで、綾瀬はるかさんと坂口健太郎さん主演を務めたことで話題となりました。

天真爛漫なヒロインと優しい青年とのピュアな恋に胸キュンした人、結末で感動し涙した人もいるのでは?

しかし、最後の意味があらすじネタバレを見ても分からないという声もあります。

また、様々な考察もされているのです。

この記事では映画『今夜、ロマンス劇場で』の最後の意味は何なのか、結末もあわせてネタバレ考察していきます!

 


今夜ロマンス劇場で映画最後の意味は何?

まずは、映画のストーリーをおさらいしてから最後の意味を考えていきましょう。

物語の主人公は映画監督を目指す青年・健司、ヒロインは健司が通う映画館『ロマンス劇場』で上映されている白黒映画作品の中の女優・美雪です。

2人は美雪が出演している映画作品の上映が最後の時に、彼女が映画から抜けだし健司の前に現れます。

そこから、健司と美雪は共に過ごしていく・・・という展開でした。

映画の終盤は、年老いた健司が亡くなったと同時に場面がモノクロの世界に変わります。

そこでは健司と美雪がダンスを踊り、周囲には健司の友人達がいて2人のことを見ていました。

健司が美雪に赤いバラを渡すと、モノクロだった世界に色が付いたのです!

鮮やかな色の世界で健司と美雪がキスして友人達に祝福される、というところで映画は終わります。

最後2人が再会するのは分かりますが、どんな意味をもたせているのでしょうか?

死後の世界なのでしょうか?

健司が亡くなる直前に美雪が彼に触れて消え、そして後を追うように健司も亡くなったなった時、彼を担当していた看護師が彼が書いた映画の原稿を見つけて読んでいます。

その原稿の内容が、映画最後のシーンなのです。

2人は健司が書いた映画の原稿の世界に行った、と考えられます。

だから、健司が青年の姿なのではないでしょうか?

そして、健司は映画の原稿の世界なら現実世界でお互いにしたくても出来なかったことが出来たのです。

 

「彼女の一番欲しい物」とは何?

健司が亡くなる前に「彼女の一番欲しい物」というワードを発しています。

美雪と健司は現実世界では、彼女が消えてしまうことから互いに『触れ合う』ことができません。

また、美雪は映画から出た時に現実世界の『色』にとても興味を持ち、自身が白黒であることに嘆いていました。

なので、健司は映画の原稿の世界で美雪にしてあげられなかった『触れ合うこと』と、彼女の世界に『色』を与えることをしたのです。

『触れ合うこと』は美雪とダンスを踊ってキスをし、美雪は健司の頬をつねっています。

『色』は健司が赤いバラを渡したことで、色付きましたよね。

映画の原稿の世界で、2人が望んだ『触れ合いたい』と美雪が憧れた『色のある世界』が叶い、同じ世界で過ごすことが出来たのです。

 

健司は亡くなったの?

健司がどのタイミングで亡くなったのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?

命が消えそうな時では、病室で眠っているようにも見えます。

健司が亡くなったのは、おそらく美雪が最後のわがままとして2人が手を握り、彼女が消えた時です。

美雪が消えた時に健司を担当する看護師が来て、彼が書いた映画の原稿を見つけています。

そして看護師が原稿を読むと場面が白黒映画の中にいる健司と美雪に切り替わるので、亡くなったのは彼女が消えた時とした方が自然でしょう。

 


今夜ロマンス劇場で映画の結末もネタバレ考察!

映画は、入院している老人が担当の看護師に映画の原稿を読み聞かせるようにして進んでいきます。

入院している老人は健司です。

健司が美雪と出会って一緒に過ごしていたある日、彼に新作映画の脚本の依頼がきました。

これを機に健司は美雪に「ずっと一緒にいてくれませんか?」と思いを伝えるのですが、彼女の答えはNO。

美雪は元の世界に戻らなければならないことと、現実世界の人に触れると消えるという秘密を健司に打ち明け、なんと彼の部屋を出て行ってしまいます。

ショックを受けていた健司ですが、彼女のことが好きで諦めたくなかった彼は美雪を探し回り、やっとのことでロマンス劇場で2人は再会しました。

美雪が健司に「抱きしめて欲しい」と言ったところで、場面は病室に切り替わります。

話を聞いていた看護師が「(抱きしめたことで)美雪は消えてしまったのか?」と健司に聞くと、彼は「まだここまでしか書いていない」と言いました。

幸せなラストを望みながら病室を出た看護師と入れ替わりに、『健司の孫』を名乗る1人の女性が入ってきます。

しかし、『孫』と名乗るわりには健司のお世話をしません。

実は『孫』と名乗る女性は美雪でした。

ということは、あの時健司は美雪を抱きしめていなかったのですね。

触れ合えなくても2人は楽しく過ごしてきたのですが、時の流れは残酷です。

健司は年をとり、ついに最期の時を迎えます。

危篤を駆けつけた美雪は、最後のわがままとして「手を繋ぎたい」ことを健司に伝えると、互いに手を握り合いました。

そして美雪は消え、健司は息を引き取ります。

健司を担当していた看護師が書き上がった映画の原稿を手に取り、そして感動のラストシーンへと繋がっていくのです。

 

視聴者の声

映画『今夜、ロマンス劇場で』を見た人の声を集めました!

皆さん、最後のシーンで「感動して泣いた」という声が多かったです。

これまで触れ合いたくても触れられなかった2人が、最後の最後で一緒にいられるというのはたしかに心がギュッとしますよね。

また、映画の世界観や綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんの雰囲気が好き、という意見もありました。

 


まとめ

映画『今夜、ロマンス劇場で』の最後の意味は何なのか、結末もあわせてネタバレ考察していきました!

感動の映画ですが、最後の意味が分かりにくいと思った人もいたのではないでしょうか?

最後の意味を考察してみると、そこには主人公とヒロインの切ない思いがありました。

結末のネタバレも合わせてみると、より感動的なシーンであることが分かります。

映画『今夜、ロマンス劇場で』は2018年に上映され、今日まで人気のある作品であることに納得ですね!