2021年11月13日に竜王戦で、藤井聡太さんが史上最年少で4冠を獲りました。
それだけでもすごいことですが、これまでの賞金額を合わせると「1億円プレイヤー」になるそうで、話題を呼んでいます。
しかし、1億円プレイヤーになると言っても、将棋の賞金額がいくらか分分からないですよね。
タイトル戦の場合、賞金を誰が出すのか出どころも気になります。
また、祝福の声が多い中「将棋の賞金額が安い」という声も出ていました。
今回は、将棋の賞金タイトル戦は安いのか、いくらで誰が出すのか出どころも徹底調査していきたいと思います!
将棋の賞金タイトル戦は安い?いくら?
将棋の第34期竜王戦七番勝負第4局 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠の対局は藤井三冠の勝利となりました、この結果により4連勝で藤井三冠が竜王のタイトルを奪取(将棋界最高の優勝賞金4400万円)、これまで羽生善治九段の持つ22歳9か月の記録を大きく上回る史上最年少の19歳3か月での四冠達成となりました pic.twitter.com/w2xIX9zdti
— マウス (@mouseunit) November 13, 2021
プロの棋士になると将棋の大会「棋戦」に出ることが出来ます。
棋戦は8つのタイトル戦(8大タイトル)と7つの公式棋戦の計15つ開催されます。
今回は8大タイトルの賞金額を見ていきたいと思います。(金額は推定です。)
- 竜王戦・・・4,400万円
- 名人戦・・・2,000万~3,000万円
- 王位戦・・・1,000万円
- 王座戦・・・800万~1,000万円
- 棋王戦・・・600万~1,000万円
- 叡王戦・・・300万~600万円
- 王将戦・・・300万~1000万円
- 棋聖戦・・・300万~1,000万円
1番賞金額が多いのが竜王戦であることが分かりますね。
一般人にしてみれば4,400万円は充分に安い金額に思えないのですが、他のスポーツと比べるとどうなのでしょうか?
他のスポーツの賞金はいくら?
最年少四冠を達成した藤井聡太新竜王です!#竜王戦 #藤井聡太 pic.twitter.com/Rl8abytnKK
— 関西将棋会館【公式】 (@shogi_osaka) November 13, 2021
将棋の賞金額だけでは安いの高いのか分かりにくいので、他のスポーツの優勝賞金の最高額を見てみましょう。
- ゴルフ・・・4,200万円(日本オープンゴルフ選手権2021)
- テニス・・・約2億7500万円(全米オープン2021・シングルの場合)
- eスポーツ・・・約1億円(国内で開催された世界大会)
海外の大会になると規模が大きくなるので、それにともない金額も高くなりますね。
ゴルフもマスターズや全米・英オープンのような大会になると1~2億円位の賞金になっていました。
【松山英樹が米ツアーのZOZO初優勝】
マスターズ以来7勝目
単独首位で出た松山英樹(29)が通算15アンダーに伸ばし、マスターズ以来となる米通算7勝目を挙げた。
優勝賞金は約2億300万円。
日本での優勝は2016年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来5年ぶりとなった。 pic.twitter.com/oRSB6jrQdl— 【公式】L∞MPROJECT (@katsu5545) October 24, 2021
近年盛り上がりを見せているeスポーツも、世界的に競技人口があるので賞金額も高くなっていますね。
反対に国内の賞金額を見てみてみると、棋戦の優勝賞金と対して大きく変わらないような気もします。
将棋の賞金は誰が出すのか出どころは?
おはです
どうもまねじです🐔
お誕生日おめでとうございます🎂#堂珍嘉邦 さん🎉本日は将棋の日みたいです😌
そういえばつい最近
藤井聡太さんが4冠達成
されていましたね🙄
賞金4400万円だとか🙄🙄
何かを極めるってすごいですね😄
本日もお待ちしてます~👋#スーパードーム桃山 pic.twitter.com/6f6TxSJ3jW— スーパードーム桃山店 (@sdmomoyama) November 17, 2021
棋戦の賞金がいくらなのかは分かりましたが、その賞金額を誰が出しているのでしょうか?
出どころも気になりますよね。
棋戦の賞金はスポンサーによって出されています。
8大タイトルのような棋戦は、新聞社がメインスポンサーとなって賞金資金を出しているようです。
竜王戦
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読売新聞
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名人戦
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朝日新聞・毎日新聞
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王位戦
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北海道新聞・中日新聞・西日本新聞・神戸新聞・東京新聞・徳島新聞
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王座戦
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日本経済新聞
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棋王戦
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河北新報、下野新聞、千葉日報、新潟日報、信濃毎日新聞、山梨日日新聞、静岡新聞、北日本新聞、北國新聞、京都新聞、日本海新聞、山陰中央新報、山陽新聞、中国新聞、愛媛新聞、高知新聞、佐賀新聞、長崎新聞、熊本日日新聞、南日本新聞、沖縄タイムス
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叡王戦
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株式会社不二家
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王将戦
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スポーツニッポン・毎日新聞
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棋聖戦
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産経新聞
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また、日本の将棋界を支えている、「日本将棋連盟」が主催となっている棋戦では連盟も出して資金を出しています。
けっこう大きな会社が出資していたのですね!
他のスポーツと比較して安いのはなぜ?
\11月17日は将棋の日!/
千駄ヶ谷には日本将棋連盟の本部である将棋会館があり、対局の間に棋士が注文する食事は「将棋めし」とも呼ばれていますよね。
そして、千駄ケ谷駅ではこれにちなんで将棋めしスタンプラリーが開催されます♪期間◎2021年11月15日(月)~11月19日(金)
ぜひ千駄ケ谷駅へ🚋 pic.twitter.com/dY2w1acK4b
— 中央線が好きだ。【公式】 (@chuosuki) November 14, 2021
大手の新聞社がメインスポンサーとなって出資しているにも関わらず、なぜ将棋の賞金額は安いのでしょうか?
それはやはり、規模の大きさだと思います。
ゴルフや野球だと大きな会場でやってお客さんを入れたりします。
すると入場料が入りますよね。
そして試合の様子を放送するテレビ局やネット局から放送権料をもらいますし、広告料も入ります。
対して将棋はというと、対局場は立ち入り禁止なので観客は入れません。
対局会場の大ホールなどで行われる「大盤解説会」に参加して見ることになります。
そうなるとゴルフや野球に比べると人数がグッと下がりますよね。
棋戦もNHKや最近ではAbemaTVでの放送もしているので放送権料は入ってきますが、ゴルフや野球に比べると少ないと言えます。
藤井聡太さんの活躍で、スポンサーが増えて賞金額が増えると良いのですね。
まとめ
【号外】19歳藤井、竜王奪取 史上最年少四冠#藤井聡太 #豊島竜王 #最年少四冠 #竜王戦 #将棋 pic.twitter.com/lcrEmi8WYy
— 中日新聞 (@chunichi_denhen) November 13, 2021
将棋の賞金タイトル戦は安いのか、いくらで誰が出すのか出どころも徹底調査していきました。
かねてより、将棋の賞金が安いことは密かに言われていましたが、いくらかなのか分からなかった方もいると思います。
今回は8大タイトル戦の賞金がいくらなのか見ていき、他のスポーツとの賞金額とも比べてみました。
また、賞金は誰が出すのか出どころも調査しています。
他のスポーツと比較して賞金が安い理由が分かったのではないでしょうか?
今後の藤井聡太さんの活躍で賞金額が変わることに期待が高まります。
これからの将棋界に注目です!