2022年に公開されたアメリカのドラマ映画「ザリガニの鳴くところ」は、原作のベルトセラー小説が基に製作されました。
タイトルの意味とそのストーリーで注目を集め、何を軸にしたのかネタバレで解説します。
想像がつかないミステリアスなストーリー展開と、タイトルの意味に繋がるのか、読者も視聴者も主人公に何が起こったのか気になる内容です。
まだ映画「ザリガニの鳴くところ」を知らない方にとっては、何が起こるのか、結末はどうなるのか知らない方が良いかもしれませんが、ネタバレ覚悟で解説します。
ザリガニの鳴くところタイトルの意味は何?
6月のマゾンプの見放題配信、
楽しみなのは「ザリガニの鳴くところ」☆
あとはAmazonオリジナルばっかで食指が動かなかった。ドキュメンタリーの「私は白鳥」は面白そう pic.twitter.com/6ycX7NKKCa— 朝田おきる (@Morning_Okilu) May 31, 2023
タイトル「ザリガニが鳴くところ」でザリガニが声を出すのか不思議に思う人も多いはずです。
基本的には現代社会から遠く離れた場所、あるいは自然の中に旅立つことを意味しているようです。
このタイトル自体は小説の第 17 章で表現されています。
孤立した地域への偏見や不寛容さから離れて、主人公にとって安心でき安全な場所であることが比喩されています。
ザリガニに鳴き声はあるの?
『ザリガニの鳴くところ』読了。湿地や生物の描写が事細かで舞台となるバークリーコーヴの情景が鮮やかに浮かび上がる。全編通して自然の偉大さと人間の矮小な考えが対比されているのが印象的。主人公カイアが魅力的で後半の法廷サスペンスは頁を捲る手が止まらなかった。映画も評判が良いので見たい。 pic.twitter.com/9IVpTnnCF8
— 春風亭柳枝 (@shunputeiryushi) January 10, 2023
ザリガニは声がなく、鳴くことさえありません。
この映画では声が出せないからこそ、それに変わる表現として使用されています。
ザリガニの鳴くところタイトルの意味をストーリーからネタバレ解説!
【ザリガニの鳴くところ】
街の人気者殺しの被告人になったのは街全体から「沼地の娘」と蔑まれた少女。
沼地の美しさを引き出す映像美。彼女が沼地の暗喩であり、またその逆も言えるのだろう。また、その沼地を破壊する男という恐怖の暗喩。
厚い小説を読んだような読後感が鑑賞後に自分を包み込む。 pic.twitter.com/Y9b3nifuSF— 映画人 (@movieliker199) March 17, 2023
不運な境遇の主人公カイアは、ノースキャロライナの湿地帯にある田舎町で暮らしながら、滅多に人が訪れない湿地帯の研究をしならが生活していました。
カイヤは湿地帯の研究活動をしながら、結婚を前提にして付き合っていたチェイスに他の女性がいることが発覚します。
後日、別れたはずのチェイスが湿地帯で遺体となって発見されます。
容疑者として浮上したカイヤでしたが、決定的な証拠がないまま、無罪になります。
しかし、元カレのテイトと関係をより戻していく中、カイヤの日記が見つかってしまいます。
父親から暴力を受けていた母親がカイヤの兄ジョディに言った「母さんが自分を守る為に向かう場所だと言っていた」という言葉は、カイヤが母親を思い出させる平穏で思い出深い場所を意味するのかもしれません。
カイヤ自らも湿地の中でずっと自分の居場所を探していたのです。
見た人の感想
原作を読んだという視聴者が多く、映画化に伴い多くの反響がありました。
ザリガニの鳴くところももうすぐ配信なんですね!はやい! 原作読んでいるうちに終わってしまったのでたのしみです。美しく力強いおはなしでとても好きでした。
— 一滴しぃ(Si) (@Tropopause99) May 31, 2023
映画版の『ザリガニの鳴くところ』見た。裁判のシーンと回想のシーン、明るさや色づかいが対象的。カイアが自力で湿地取り戻すとこがいちばん幸せな雰囲気なのがいいな。ほんとうにカイアが自分になった瞬間。
— みぞぶち:マーモットの里親 (@mizokumiko) May 29, 2023
映画の父親とか母親でザリガニの鳴くところを思い出したんだけど、あの作品は作品見た後のエンドロールにやられてしまってエンドロールで大号泣してそこから色々考え込んじゃって数日間メンタルやられて引きずってたので忘れがたい作品ですね…
— sZzzu (@Jafaotadesu) May 31, 2023
ザリガニの鳴くところ 見終えた。原作あるけど未読な状態で観た。湿地が綺麗で、水の音が常にしてて耳心地も良い。でも、もしかしたらミステリーとしては本の方が楽しめるかもしれないから、読んでみようと思う
— ハッカ (@rjnsugersong) May 30, 2023
最後まで誰が殺人犯なのか、そしてカイヤがどうなってしまうのか、わからないミステリー映画のようです。
まとめ
【ザリガニの鳴くところ】
人間は自然の一部であることを忘れてはいけない。
生命の源と生きることの意味を熱く問いかける壮大な作品。差別、暴力の問題にも大きく切り込み、いつの間にか主人公は自分となり惹き込まれていく。ラストは必然。疲れている人には超絶オススメ。美しい再生の物語。傑作。 pic.twitter.com/TXTO5lxnkv— レク☯️ (@_giverny) March 10, 2023
映画「ザリガニの鳴くところ」の原作はアメリカで最も売れた小説と評されています。
不思議なタイトルの意味と何がどうなっていくのかわからないストーリーでネタバレ込みで解説しました。
タイトル「ザリガニの鳴くところ」からは想像もつかない、主人公カイヤの結末が衝撃的なストーリーで、一人の女性を取り巻く環境から何が起こったのか最後まで目が離せません。
ミステリードラマですが、一人の女性の人生が描かれ、最後には切ない気持ちになり、タイトルの意味がなんとなくわかりました。
ここまで、ネタバレを解説しましたが、その前に是非とも見てほしい映画です。